死刑にまつわる三大先入観と迷信と実際
ツイッターは実に便利な仕組みで多分、このブログを見てくれてる人たちもきっかけはそちらだったかも。
反応やら意見をもらえるのも有難いけれど、無論、作用があれば反作用も。
短文しか無理だから、入り込んだ問題や説明が長くなるなんたらは合わない模様。
自分の書いたものに対してもだけれど、毎度死刑となると迷信やら誤解がはびこっていて、文化人、評論家なんかでも変な話をしてる人多数。
このブログにしても長文になると重くなってきて、一回じゃとてもすべてを書ききれませんが。
とりあえず「三大迷信」について今回は。
「死刑と無期懲役の間が広すぎるから駄目だ。終身刑を作れ」という意見が毎度というか常に出ますけれど。
実は「終身刑」。あります。やってます。
六法には載ってない、裁判所で「あんた、終身刑だから」とは言わないけれど。
精神異常で医療刑務所に入った場合。死ぬまで出れない。
以前、別のSNSでこの実態を書いたら本職の弁護士が「そんなの聞いたことない」と返してきたから、一般人が知らないのも無理はないでしょうけれど。
じゃあ、なんでそんな奥の院、ないはずがある、秘中の秘、治外法権をこの自分が知ってるのかというと。死後出てきた霊に聞いたから。イタコに頼んだんで。
・・・ってわけじゃなく。
ここのブログで毎度おなじみ、見沢知廉氏に聞いたから。
国連人権委員会が嗅ぎつけて見学させろといっても断られた。
NHKがドラマだかドキュメンタリーで探ろうとしても「経験者」がいないもんだから見沢氏の所に聞きに来たという「あるのにない」空間。
その実態は見沢氏がなんかの本にも書いてるので、この自分だけが知ってる、というわけではないのですが。
そして、氏が生還したため、バレちゃったのですが。
だから39条で精神異常が認定されると「どんな凶悪犯でも無罪放免、ふざけるな」という反応もおかしくて。
実際、無罪放免もあったかもしれないけれど。
実は医療刑務所に入ると薬はバンバン・バリバリ飲まされるし、ならば廃人確実だし、暴れたり、言うこと聞かなかったり、規則違反が重なって。割り増しの連続が死ぬまで続くという仕組み。
「39条無罪」でどれだけ一般刑務所行きより楽な処遇になったのか、「終身刑」の割はどれほどか、はデータがあるわけないけれど。
「医療刑務所」、八王子にあるし、癌やら他の病気でも収容される棟もあれば、精神病棟もあるというのが「事実」です。
あと、政治犯にしても「無期」を打たれて、本当にどうも死ぬまで出れない状態の人がいるらしく。
昨年亡くなった赤軍派議長。先進国初のハイジャックを計画した罪で捕まり、弁護士の見通しだと「実行犯じゃないから半年で出れるだろう」の見通しだったのに。
当時の首相、安倍総理の大叔父、赤軍派の首相官邸計画襲撃計画に激怒した佐藤栄作氏の「指揮権発動」で20年喰らってしまいました。
実際には裁判やら拘留期間引いて18年だか19年だったかもしれないけれど。
刑務所内のなんたら、娑婆の情勢でやはり刑期が伸びたり、満期が来る前に亡くなったり、もあるので。
これまた見沢氏の言によれば「裁判なんて所詮、ゲーム。地獄部と極楽部がある」。
法やら裁判が善悪をきれいさっぱり切り分ける、という仕組みではないわけです。
だからオウムの処遇にしてもあちこちから文句が出るけれど。
大前提「適正な法の運用」だとか「どこからも不満が出ない処遇」なんて元からないわけです。
痴漢とか下着泥棒とか万引きとかいわゆる「しょんべん刑」ならあんまり古今東西差がないかもしれないけれど。
マリファナになれば国により合法非合法変わるし。
強姦、セクハラもよその事件は叩いてる報道機関が、自分の所で社員がやらかすと一切ほおっかむり、なんて毎度だし。
てなわけで「法治主義」が神のたもうた「完璧制度」だと信じ込んでるのと「我が国に終身刑はない」という定説は事実じゃないというわけです。
◇39条◇
「凶悪犯に弁護士がつくなんて、無罪を主張するなんて、とんでもない話だ」という意見も常時見受けられますけれど。
「弁護士は無実の材料を全部出して、検察が有罪のあれこれを揃え、両方を裁判官が天秤にかける」という仕組みのため、検察は無罪確定の証拠は絶対出さないし、だか「ら本当は自分では立場上、裁判までもってっちゃったから有罪を主張してるのに冤罪だとわかってる案件」や「犯行があったのも事実だし犯人もこいつ以外ない」のがわかってるのに「証拠が揃わず裁判の維持が無理だから不起訴」という「事実と違う動き」が出まくってしまうのが検察という組織で。一般の感覚からすれば税金使って動いてるんだから、裁判云々じゃなくて「真犯人捕まえろ、冤罪出すな」と感じるんだけれど「法治主義」という制度が最初からこういう欠陥を抱えてるし、前提が正義の実現や犯罪者、真犯人の確定、懲罰にはないので。元から「真相究明、真犯人処罰」は期待するのが筋違いというわけで。
反対に弁護士は「39条」さえ適用されれば「無罪」にできるという印籠だから、毎度、被疑者を「キチ〇イ扱い」するというわけです。
前述のとおり「精神異常確定」でも無罪放免、お咎めなし。に100%なるとは限らず、むしろ一般刑務所よりハードな医療刑務所行きになれば死ぬまで出れない可能性も高い わけで。
が世間は「無罪放免」と思い込んでるので。何人も殺して釈放、累犯、では被害者が無制限に出続けるし、一般刑務所送りでは実際、そうなってるわけで、期限を決めた懲役は犯罪撲滅の効果、期待できず。
で。
潮目は大阪の児童殺傷事件。
犯人は完全におかしいし、通院歴もあるので「39条適用、無罪放免」になるのがかつての常道だったんだけれど。そうなっては世論が収まらない。
よって。
裁判官が出した手が「人格障害」の四文字。
これだと「精神異常」にあらず。死刑にできる、というわけで。
世論も納得、したかどうかわからないけれど。
だから「大阪事件」の前と後では39条の運用は変わったというのが流れ。
もっとも私は法曹関係者じゃないし「ジュリスト」で判例研究にいそしんでる、というわけでもないので。あくまで大きな流れ、凶悪犯見沢氏や赤軍派議長に聞いた話の受け売り、知ってる限りの情報だから。その後、またなんたらがあって、元に戻ったり、変わったり、があるかもしれませんが。
法治主義、39条、終身刑については「違うだろう」「このハゲ」という見解DEATH。
※「ハゲ」には何の意味もないけど、豊田真由子氏選挙区隣接在なので。
さっきポスターが貼ってあった所、通ってきたので。
土地フレーバーを少々。
さっき、川沿いを歩いてきたけれど、以前は「どぶ」で寄ると悪臭が。
なのに今やバーベキュー、釣り、水鳥、自分も頭までつかってきました。
戦後、「東京には空がない」だの公害がなんたらだの勝手に上京してきといて悪しざまに言う流入民が多かったけれど。
今や「自然プラス都会」、「大自然」の奥地じゃ川開きやら規制を受ける、魚なんかとったら金とられる、商売そのものなのに。
こっちは全部ただ。
てなわけで「法」や「死刑」「39条」の運用、適用も「時代の流れ」があり。